私が最近読んだ本の中で心に残った一説を共有します。
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「Google・YouTube・Twitterで働いた僕がまとめてワークハック大全」
ブルース・デイズリー著 より
■あなたはもっと楽しく働けるはずだ
あなたにとって、これまでの人生で体験した最悪の仕事とは何だろうか。
(中略)
僕はいまより大人しく従順だったので、店長に命じられるままにシンクの下にある大量のネズミの糞をぺーパータオルで掃除したこともある。派手な衣装に着替えさせられて繁華街に立ち、こちらにはまったく目もくれようとしないサッカーのサポーターたちに一日中割引チラシを配ったこともあった。
それは、僕にとって本当に人生で最悪の仕事だったのか? いま振り返れば、たしかにそう言えなくもない。でも、当時はそんなふうには思っていなかった。バイト仲間と軽口を叩けると気づいてからは、長くて辛かった仕事の時間も楽しく感じられるようになった。
僕は気づいた。バイト先で幸せな気持ちを感じられるかどうかは、仕事の内容とは関係ない。それは仲間と一緒にどれだけ笑えるかで決まるのだ、と。
■「一緒に笑い合える集団」は結束力が強い
笑いは、「私はあなたに危害を加えませんよ」というサインなのだ。またスコットは「一緒に笑うことが多い集団は結束力が強い」と主張し、ユーモアとストレスの関連性を指摘している。医者や看護師、警察などの、ストレスが多いことで知られる職業では、職場のジョークが多いことで知られている。
そのユーモアには排他的で辛辣という特徴があり、その集団の一員でなければとても笑えないようなものが多い。だが、その集団内では笑いが成立する。なぜならそのジョークは、その場にいる者がキツい状況を乗り越えるために必要な笑いをもたらすための道具になっているからだ。
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あなたの仲間は笑い合っていますか?
私たちの仕事の中には、「創造性」という仕事も大切です。そしてこの本の中にも新しいアイデアを考える会議は
全員で散歩をするというのもあります。いかにもアメリカ的ですよね。
確かに全員で怖い顔をして新しいアイデア会議をするよりは、みんなで冗談を言いながら笑っているときのアイデアの方が斬新だったりします。
お仕事でも本当に乗り越えなければいけない大変な山があります。
しかし私たちのようにチームで仕事をする集団は、振り返った時に「あの時はみんなで楽しかった」と思えるものです。
馬車道伝説の、朝まで全員でテーブルクロスを縫った日、パークスが不発弾を乗り越えた日・・・
思い返せば、そんな日々を乗り越えた時、やはり笑い合える仲間がいることが大きな財産だと思います。
この本はGoogle、YouTube、Twitterのような超大企業で働く、世の中では立派な方でも
一定数辛い顔をして仕事を楽しめていない人がいる。
一方で時給1000円程度で、どう考えても体力がいる、きつい仕事をしているはずの人の中にも
一定数、その仕事に誇りを持って幸せを感じて働いている人がいる。
その違いを考えられる本でした。興味のある方は是非読んでみてください。
今日もあなたのとなりの人と、小さなジョークでクスっと笑ってください。
あなたの1日が幸せでありますように。
佐藤 侑実 🌼

