井上 聡さん

おはようございます。

木曜日は調理部から発信させていただきます。

今回の言葉はアメリカ ニューオリンズのお店k-Paul’sのシェフ
ポールプルドームさんです。
この人調味料のマジシャンです。
ニューオリンズと言えばケイジャン料理で有名ですが現地でたくさんオリジナルの調味料 香辛料を作成、商品化してます。

この方中々パワフルな方で昔ゴルフ大会のケータリング中に、鉄砲の流れ弾を腕に受けましたが蜂に刺されただけだと思って5分ぐらいで料理に戻ったらしいです。(なんで流れ弾が飛んできたかは不明ですが(笑))

“You don’t need a silver fork to eat good food”
“おいしい料理を食べるのに銀のフォークは必要ない“

こちらを紹介いたします。
さすがアメリカ!
まあ少しフランス料理に対して皮肉には聞こえますが食べ手がおいしく食べるのが正解だと言ってると私は解釈しました。

行かれたことある方、まだ行ったことない方いらっしゃるとは思いますがフランス料理のレストランに食べに行って料理が出てきて盛りつけなどは綺麗だなって思っても、ナイフフォークで食べるのが難しいという経験はあるでしょうか?
レストランではシェフの個性があり、こだわりがあるのでそれでいいとは思います。お客様はそのシェフの料理を食べに行ってるのでありだとは思います。
でも、結婚式はちょっと違うと思っています。
主役は新郎新婦様でおもてなししているのは新郎新婦様の大切にしている方なんです。お子様から、ご高齢の方までたくさんの方が来館されますし、好み、味覚なんて様々で育った環境もバラバラです。
大切なのは列席された方が美味しく料理を食べてお腹いっぱいになって満足してもらい、目の前の新郎新婦様の結婚式に列席したんだって実感していただくことです。
レストランではシェフがどうだ!!!って料理を提供したらいいとは思いますが、結婚式場のコックは新郎新婦様のストーリーにどれだけ自分の料理技術を使い表現できるかだと思っています。
食べ手の事を思いそこをどれだけ重要に考えれるか?求められていることに対してプラスを付け加えちゃう思考。

なので食べ手がおいしいと思えるのであれば何で食べても正解だと思います。
(※一応お外でそれなりのレストラン行くときはマナーとして使ってくださいね。フランス人が見栄っ張りで使っていこうと決めたものなので、、。)

押し付けず、お客様に寄り添いますがそこで終わらず更に超えた提案ができるよう本日もよろしくお願いいたします。

                                     アーティスト調理                                        井上 聡