礒田 康宏さん

オールキャストの皆さまへ

5月28日(火)は経営戦略室より【心に残る言葉】をお送りします。

「守・破・離」

私は、20年以上前に、この言葉と出会いました。

ところで、「守・破・離」とは何なのでしょうか。

初めて耳にする人、聞いたことはあるが意味までは知らないという人、など、いらっしゃると思います。

「守・破・離」とは、以下のような意味があります。

修業(営業)における段階を示したものと聞いております。

「守」は、師の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階
・先輩の教えを忠実に守り、その後、土台となる基礎・基本を固める。
・自分自身を押し殺し、「型」を学ぶこと
特に難しいとされるのが第一の「守」の段階だと思います。
先輩の話を100%忠実に聞く姿勢が必要なのですが、ここで今までの経験を持ち出して「もっといい方法があるのに」と考えてしまいがちです。
人の言うことを全て飲み込むのは難しいのかもしれませんが、徹底的に真似ることをおすすめします。

「破」は、他の師や様々な教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階
・「守」で身につけた基本をベースにしながら、自分なりの工夫をして、徐々に基本を破り、発展する
・イメージは「守」が木とすると、基本(木)を忠実に守りながら、枝葉を付けて行くイメージです。
・様々な学びで高木・中木・低木になるか、決まります。
・「守」で得た基礎は、無意識にこなせる。独自の考えを持ち、チーム視点・組織視点での改善提案を出す。
そして、実行まで移せる。「自律」状態と言える。周りの社員からは一目置かれている。(ベテランの域)

「離」は、一つのやり方から離れ、違う目線や独自の新しいものを生み出し、己のスタイルを確立させる段階
・それまでの過程に一切とらわれず、”思うがままの境地”に達する。完全なるオリジナリティが発揮され、
他社員を唸らせる独走的なアイデアを生み、それをもとに動いている。

特に、新入社員の皆さんは「守」の段階ではないかと思います。

結果的には自分の能力が向上し、組織の成果を生み出すキーパーソンになることは間違いないでしょう

以上

経営戦略室
礒田 康宏