酒井 瑞樹さん

お疲れ様です。
今週の「心に残る言葉」は、アメリカのロックバンド Red Hot Chili Peppers の楽曲「Sir Psycho Sexy」の一節からインスピレーションを受けました。
https://music.youtube.com/watch?v=tX23qUNslJA&si=ByTVEuFeVWN-AGVB
“曲がるくらいなら折れてやれ”
(原文:Bendin’ over ain’t my style, I’d rather break)
この言葉には、「中途半端に合わせるくらいなら、自分の信念を貫いて折れてしまったほうがいい」という潔いメッセージが込められています。
もちろん、現実の仕事では折れてしまっては元も子もない部分もあります。ただ、この言葉が本当に伝えたいのは、「自分を偽ってまで無理に合わせる必要はない」「一時的に挫折することは決して悪ではない」ということだと思うのです。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(通称:チリぺ)は、音楽性も生き方も“自分たちらしさ”を貫いてきたバンドです。
流行や評価に流されず、自分たちの表現を信じて活動を続けた結果、世界中の多くのファンに長く愛される存在となっています。
私たちの日々の仕事も同じではないでしょうか。
目の前の課題やプレッシャーに直面したとき、つい“周りに合わせた正解”を選びたくなる瞬間があります。
でも、もしそれが自分の想いや信念を無理に曲げてしまうことであれば、その選択は後に心にしこりを残すかもしれません。
「曲がるくらいなら折れてやれ」。
それは「折れるほど本気で向き合う姿勢」を肯定する言葉でもあります。
そして、もし折れてしまっても、それは失敗ではなく、立ち上がるチャンスです。
折れた経験を経た人は、ただ強いだけでなく、しなやかで、優しく、周囲に希望を与えられる存在になれる。
そんな人こそ、これからのチームや組織に必要とされる人材だと思います。
だからこそ、うまくいかないことがあっても、遠回りに感じる瞬間があっても、それは自分を見失わないための大切な時間です。
自分の言葉で話し、自分の判断で動き、自分の軸を持って前に進んでいく。
そんな仕事の仕方、生き方を、私自身も大切にしていきたいと感じました。
今月もいよいよ後半。
苦しいときほど、誰かの支えや、自分の信念が力になります。
個々のパワーを集め目標に向かって頑張りましょう!

酒井 瑞樹