笹原 雄介さん

クリスタルの皆様

お疲れ様でございます。
「心に残る言葉」木曜は
調理サービス部よりお送りいたします。

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■ Aさん (質問)

「私が飲むワインを2本選んでください。
今晩の料理に合ったものでお願いします。

今晩の献立は
サーモンのミキュイ バジルソース
鹿肉のロースト ラズベリーソース
です。」

↓↓↓↓↓

■ Bさん (回答)

今晩の料理に合った2本のワインを選びます。
以下に、それぞれのワインについてお伝えします。

ワイン1:
– ブドウの品種: シャルドネ
– 生産国: フランス
– 生産地: ブルゴーニュ地方、シャブリ地区
– 味わいと香り: シャルドネはミネラル感がありつつもフルーティで豊かな香りが特徴です。柑橘類やリンゴのフレッシュなアロマが感じられます。まろやかな口当たりとバランスの取れた酸味があり、サーモンのミキュイによく合います。

ワイン2:
– ブドウの品種: ピノ・ノワール
– 生産国: ニュージーランド
– 生産地: セントラル・オタゴ地区
– 味わいと香り: ピノ・ノワールは赤い果実の香りが豊かで、ストロベリーやチェリーのニュアンスが感じられます。軽やかなタンニンとフレッシュな酸味が特徴で、鹿肉のローストとの相性が良いです。

これらのワインは、サーモンのミキュイと鹿肉のローストとの組み合わせに合わせて選ばれています。お楽しみください!

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いきなり始まりました。
ワケのわからない専門用語だらけのこれらの会話…

全部読んでくれた方、ありがとうございます!

さて、質問のAさんは、私、笹原です。

では、回答のBさんは…

 「ChatGPT」です。

いわゆる「AI」というやつです。
(ちなみにこれは、本当のお話です。)

なんだかビックリしませんか?

事前に、私の好みと挙げて欲しい項目を
ChatGPTに明確化させていますが
それにしても、なかなか優秀なセレクトだと私は思います。

「うわー飲んでみたいな!」と思わされます。
ChatGPTにこんなこともできてしまうとは…。

(ちなみに、料理の方も過去に実際に
私が作ったことがあるものです。
気まぐれでおつまみを作るのが好きです。)

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AI絡みでもう一つお話を…

「BELLABOT」
って聞いたことありますか?

ネコ型の配膳ロボットです。
↓この子です。

 

ガストやバーミヤンなど、すかいらーくグループの店舗などで
お見かけすることができますね。

先日、実際にこのネコちゃんにお世話になる機会がありまして
私は感動してしまいました。

少し調べてみたのですが…

愛嬌のあるビジュアルで、間違いのない正確無比な配膳。
(まだまだ最後にトレーから受け取るのは人間ですが)

障害物や、急な子供の動きにも
しっかり避けたり止まったりできる安全性まで備える。

疲れることがなく、休むこともない(充電は必要)
40kgまで運べるパワー。

「もはや、人間が勝てる部分はあるのだろうか…?」
と思わず感じてしまうようなスペックですね。

(ちなみにレンタルのコストは、月10万円程度だそうです)

さらにロボットの技術革新が起きて

アームで卓上に置いたり、下げたりができるようになったり
音声認識で注文などをやりとりできたら

本当に、ただ運んで出し下げするだけの配膳業務までも
人間は要らなくなってしまうかもしれません。

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素早く正確に行うこと、それを繰り返し行うこと。
膨大な知識や経験から、要求に合わせて応えること、提案すること。

そういった能力の”価値”は
もしかしたら、失われてしまうのかもしれません。

では、ロボットやAIではない、”人間の価値”は
一体どこに見出されていくのでしょうか…。

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しかしながら、まだまだ”人間ならでは”の領域は
たくさんあると私は思います。

お客様に寄り添うこと、よってたかっておもてなし。

我々の結婚式の仕事は、”人間ならでは”に
溢れているのではないでしょうか。

ですが、油断していると…
それもすぐに技術の発展に淘汰されてしまうかもしれません。

“人間ならでは”の価値を高めていけるように
精進したいものですね。
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社内報コラム記事の改訂版でお送りいたしました!

カサ・デ・アンジェラ青山
笹原 雄介